ビールの種類を知ると、選ぶ楽しみが増える

 

暑くなるとよく消費されるビール、、、

飲み屋さんでも「とりあえずビール」なんて気軽に注文されますし、

ビールが皆様に愛されている飲み物であることがうかがえます。

しかし、気軽に飲めるが故、

ビールの種類を気にされて飲まれる方は結構少ないのではないでしょうか？

かく言う私も、

 

普段飲みは第3のビール　※正確にはリキュール（発泡性）やその他醸造酒（発泡性）

ちょっと頑張ったらビール

すごい頑張ったらプレミアムビール

 

ぐらいの飲み分けぐらいしかしていません。

しかし、日本の大手ビールメーカーも多くの商品を販売していますので、

ビールの種類を少し知って頂くだけで、選ぶ楽しみも増えますね。

今回は、皆さんがよく目にする【ラガー】と【エール】についてお伝えしたいと思います。

 

 

 

発酵の違いによる【ラガー】と【エール】

 

まず【ラガー】と言えばだれもが知っている（たぶん）『キリンラガービール』です。

では、【エール】と言えば、、、

少し回答者の数が減るかもしれませんが、

最近よく目にしますが、

サントリーが販売する『ザ・プレミアム・モルツ』の『香るエール』があります。

サッポロビールからは『エビス　プレミアムエール』という商品が発売されています。

なんだか、【エール】の方がプレミアム感がありますね。

 

 

では【ラガー】と【エール】の違いは何でしょうか？

一般的なビールが【ラガー】で高級感のビールが【エール】なのでしょうか？？？

 

実はアルコール発酵の方法の違いで【ラガー】と【エール】に分けられています。

ビールは酵母菌という微生物を使い、アルコール発酵をさせて造るのですが、

ビールになる前の液体に酵母菌を加えたとき、

 

「酵母菌が液体の底の方に沈んででアルコール発酵をして造られた（下面発酵）ビール」を【ラガー】

「酵母菌が液体の上の方に浮かびでアルコール発酵をして造られた（上面発酵）ビール」を【エール】

 

と呼んでいるのです。

一般的なビールが【ラガー】で、高級感のビールが【エール】というワケではありません。

 

【ラガー】（下面発酵ビール）は6℃～15℃ぐらいの低い温度のもと、発酵が行われ、

【エール】（上面発酵ビール）は20℃～25℃ぐらいのより高い温度のもと、発酵が行われます。

 

よって【ラガー】は冷却技術が発展した近代的なの醸造方法、

【エール】は常温下でも行えた昔ながらの醸造方法と言えます。

実際、【エール】の起源は紀元前6,000年といわれ、ビールの起源ともいわれています。

 

 

 

味わいの違いによる【ラガー】と【エール】

 

では、味わいにはどういった違いがあるのでしょうか？

【ラガー】は心地よい苦みがあり、すっきりとした喉ごしと後味が特徴で、

【エール】はフルーティーで華やか、香り高い個性的なビールです。

 

【ラガー】の「心地よい苦み」「すっきりとした喉ごし」という言葉を聞いて、

日本のビールを思い浮かべて方、まさにその通りです。

『キリンラガービール』だけでなく、

日本の大手ビールメーカーのビールで【エール】と書かれていなければ、

ほとんどのビールが【ラガー】ビールなのです。

 

ちなみに、『ザ・プレミアム・モルツ』

 

 

は【ラガー】で、

『ザ・プレミアム・モルツ　香るエール』

 

 

は【エール】です。

 

 

 

実際に飲み比べ

 

 

原料はどちらも麦芽とホップのみですが、

『ザ・プレミアム・モルツ（上の写真左）』の麦芽が

 

外国製造又は国内製造

 

ですが、

 

『ザ・プレミアム・モルツ　香るエール（上の写真右）』の麦芽が

 

外国製造

 

のみでした。

さほど違いはなさそうです。

 

アルコール度数に関しては、

『ザ・プレミアム・モルツ（上の写真左）』が5.5％で

『ザ・プレミアム・モルツ　香るエール（上の写真右）』が6％と0.5％高いです。

 

実際に飲み比べると、

 

 

『ザ・プレミアム・モルツ』は、

爽やかな香り、すっきりした口当たり、シャープな苦みとコクのある後味で、

『ザ・プレミアム・モルツ　香るエール』は、

華やかな香り、まろやかな口当たり、後味にフルーティーな甘味を感じました。

 

 

 

ブログのためとはいえ、

プレミアムビールの飲み比べという少し贅沢をさせていただきました。

ブログを見に来てくださってる方々に感謝の気持ちでいっぱいです（笑）

皆様も是非、【ラガー】と【エール】の飲み比べをしていただき、

自分の好きなビールを見つけていただけたら嬉しい限りです。

皆様がさらに素敵なビールライフを迎えられることを心より願って、、、

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。