食材は無駄にしてはいけません

 

料理をしてて失敗することは多々あると思います。

私もたくさん失敗しました。

不器用さがゆえ、他の人より多いと思います。

ただ失敗したからと言って、食材を無駄にすることはできません。

今回は失敗した時の挽回方法を紹介いたします。

 

起こってしまった失敗エピソード

 

冷蔵庫にスープ用にと思って１㎝角のキューブ状に切った人参とジャガイモを入れておきました。

チャーハンを作るということになり、

その野菜を使いたいと言われたので、

チャーハン用に小さく切って使ていいよと言いました。

最近は便利ですよね、ニンジンをフードプロセッサーで一瞬にしてみじん切りができます。

ジャガイモもフードプロセッサーにかけたら、おろし状になったそうです。

水分が多かったのでしょう。（たぶん）

気にせずに人参とジャガイモをフライパンで炒めだしたら、

お団子になってしまったそうです。

そう、原因はジャガイモはでんぷん質です。

そのあと、何とかしようとしたのか、

 

 

最後はこんな状態で置いてありました。

これが何か尋ねてみたら、

失敗したときに、私が「後でスープにするから置いといて」と言ったのが原因でした。

何とか自分でスープにしようと試みたそうです。

そして、あきらめたと、、、

 

 

 

リメイク方法

 

さて、ここからがリメイクです！

まずは何が入っているのか？味付けはしたのか？を伺います。

 

みじん切りの人参

おろし状のジャガイモ

チューブニンニク

胡麻油

カニカマ

水

 

が入っています。

味付けはしていませんでした。

 

人参は良くソフリットとして使われます。

ソフリットとは玉ねぎ、人参、ピーマンなどを細かくし炒めて作った香味野菜のペーストです。

甘味と旨味を加えるために洋食でよく使われます。

ジャガイモは個性の強い味ではなく、

とろみをつける片栗粉などの原料になるものなので、特に味わいに問題はありません。

ニンニクはスペイン料理やイタリア料理でよく使います。

以上のことからトマトソースを作るのがBestです。

カニカマは本来カニではないですが、カニみたいに作った食材です。

ズワイガニのトマトソースパスタなんか最高ですよね。

ズワイガニでもカニですらないのですが、、、トマトとの相性は大丈夫なはずです。

胡麻油は「まぁ香り付け」ぐらいのつもりでいきます。

そして、ホールトマトの出番です。

 

 

常備しておくと助かりますよ。

これを加えてトマトソースにするのですが、

ここからが少し問題です。

ホールトマトにはトマトのジュースが入っています。

そして、先ほどの失敗した料理にも水が入っています。

これでは水分がとても多くなってしまいます。

トマトソースを作るために、余分な水分を飛ばしていかなければいけません。

鍋で煮詰めればいいのですが、

ジャガイモのでんぷん質が粘り気を出し、

水分が蒸発するときにソースがよく跳ねるのです。

放置しておくとすぐに焦げますし、、、

よって、ソースが跳ねない火加減で、

常にかき混ぜながら煮詰めていかなければなりません。

ジャガイモのでんぷん質で余計粘度が増してるソースです。

手についたら、ビックリするぐらい熱いので気を付けてください。

 

出来上がったソースがこちら

 

 

『野菜の甘味が詰まった、なんちゃって蟹のトマトソース』

の出来上がりです。

わりと美味しくできました。

 

これはリメイクの一例に過ぎないのですが、

一個一個の食材を考えれば、結構いろんな失敗でリメイクすることができますよ。

 

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。