その名も『ロジャー・グラート』

 

ドン・ペリニヨン、通称ドンペリはお酒を飲まない人でも、

多くの方が知ってい高級シャンパンであることは、まぎれもない事実です。

そして、ドン・ペリニヨンの中でもピンク色をしたドン・ペリニヨン・ロゼ、通称ピンドン、

一本数万円はする通常のドンペリよりも高価なシャンパンです。

 

そんなドンペリ・ロゼ（ピンク）に勝ったカバ（スペインのスパークリングワイン）と聞けば、

非常に高価なカバだと思うはずです。

いえいえ、実はインポーター（輸入会社）の参考小売価格で2,100円のカバなのです。

決して21,000円ではありません！2,100円です！！！

 

そのカバの名はロジャー・グラート　ロゼ・ブリュット

 

とてもおいしいカバです。

ただ、20倍近くする値段のドンペリ・ロゼ（ピンク）に勝るカバと言われると、

「？」と思います。

「優劣をつけること自体、意味があるのか！？」と言ってしまうと、

この記事の存在自体が意味なくなってしまうので、それは避けましょう。

 

それでは、「ドンペリ・ロゼに勝った」とはどういう経緯なのでしょうか。

 

昔、某テレビ番組「芸●人格付けチェック」にどちらが高額ワインかというお題で、

ドン・ペリニヨン　ロゼとロジャー・グラート　ロゼがブラインド（目隠し）で飲み比べられました。

そして、そこに出演していた5人の有名人の内3人の方がロジャー・グラート　ロゼを選んだのです。

これがきっかけにロジャー・グラート　ロゼは一躍有名なカバになりました。

 

ドン・ペリニヨン　ロゼに勝ったというと、

少し受け取り方が違うのかもしれませんが、

確かに出演されていた方の3人には「ロジャー・グラート　ロゼのほうが良い」と思えたのでしょう。

私ももちろん飲んだことがあります。

 

 

とても良いカバでした。

有名なディスカウントショップでも販売されておりますので、

購入しようと思うと1,000円台前半で買える場合もあります。

ドン・ペリニヨン　ロゼより美味しいかは人それぞれですので、

そこには触れませんが、

このような話題性を持っていて、

しかも1000円台～2000円台で買えるのであれば、

一度は飲んでみるべきカバだと思います。

 

 

 

『ロジャー・グラート』とは

 

ロジャー・グラートは、

カタルーニャ州（スペイン）のカバ（スペインのスパークリングワイン）の銘醸地ペネデスで、

1882年に創業した歴史ある生産者です。

最初の頃は個人用として作られていたのですが、

シャンパンと同じ伝統的で厳格な製法をで造られたカバは、

瞬く間に話題となり、世の中へと出回っていったのです。

創業から130年以上経つ今でも、昔ながら製造方法で、

最高品質のカバを造り続けています。

 

そして今回この記事に出てきたカバは、

この生産者の代名詞とも言われる、

 

ロジャー・グラート　カバ・ロゼ・ブリュット

 

です。

ガルナッチャ、モナストレル、ピノ・ノワールという3種類のブドウをブレンドして造られています。

色調は鮮やかなピンクで、とても奇麗なのが印象に残ります。

フレッシュな酸味が赤い果実を連想させ、生き生きとしています。

後味にキレがあり、とてもドライ（辛口）なカバです。

 

どこかで見かけたら、ぜひ試してみてください。

 

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。