【シェリー】スペインのお酒の話
シェリー酒はメジャー?マイナー?
レストランで働いていると、
意外とシェリー酒を知っている方が多いのに驚かされます。
しかも、それがあまりお酒を飲まそうな若い世代の人たちなのです。
多いと言っても、私が想像しているより多いだけなので、
実際は多くはないです。
「私、知らなかった」という方、安心してくださいね。
知らない人のほうが多いです。
さらに驚かされるのが、
メニューをご覧になっていて、
「あ、シェリー酒聞いたことがある。お酒強くないけどシェリー酒なら飲めるかも~」
と言われてる方がいらっしゃったときです。
割とそういう方に出会います、、、年に2人ぐらい、、、
実はシェリー酒はスペインの酒精強化ワインと言って、
普通のお酒よりアルコール度数の高いお酒なのです。
お酒の強くない方なら、なるべく避けたほうが良いお酒です。
どんな形であれスペインのお酒を知って頂いてることは、
スペインのお酒を扱う者として、とてもうれしいことです。
まだまだ多くの方に知られてはいない = 伸びしろがある
少ないですが知ってらっしゃる方がいる = 希望がある
前向きにに考えていきたいです。
なぜ私の中で「シェリー酒は世の中にそんなに広まっていない」と思うのかと言いますと、
シェリー酒はスペインのアンダルシア州の
へレス・デラ・フロンテーラ、
サンルカール・デ・バラメダ、
エル・プエルト・デサンタマリア
の3つの町でしか生産されないからです。
生産地が限定されると生産量も多くはないですよね。
それに、日本でワインというと、
まだまだフランスやイタリア、カリフォルニア(アメリカ)、チリなどが人気が高く、
スペインはその次くらいに来る(希望です)のではないでしょうか。
そして、シェリー酒はワインの中でも酒精強化ワインと言われ、
ワインに度数の高いアルコールを加えて造られた、通常のワインとは違うお酒なのです。
正しい表現化はわかりませんが、よりお酒好きの、玄人向きの、お酒のようなイメージが、
私の中にはあります。
通常のワインを飲みなれていると、より個性のあるお酒ですが、
こちらも美味しいお酒なので、私も今後どんどん広めていきたいと思います。
シェリー酒の簡単なまとめ
シェリー酒はスペインのアンダルシア州にある3つの町
ヘレス・デラ・フロンテーラ、サンルカール・デ・バラメダ、、エル・プエルト・デ・サンタマリア
で造られています。
ブドウ品種はパロミノ、ペドロ・ヒメネス、モスカテルの3つの白ブドウです。
造られたワインに酒精強化し(アルコール度数の高いお酒を加え)、造られるのですが、
製造過程での酒精強化のタイミングや、熟成方法、ブレンドなどの違いによって、
10種類のタイプのシェリー酒が造られます。
【シェリー酒10種のタイプ】
(1)フィノ(2)ペール・クリーム(3)マンサニーリャ(4)アモンティリャード(5)オロロソ
(6)パロ・コルタド(7)ミディアム(8)クリーム(9)モスカテル(10)ペドロ・ヒメネス
詳しいシェリー酒の造り方と10種のタイプの味わいは、また別の記事にまとめます。
まずはシェリー酒と言うお酒の存在を知って頂ければと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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