ワインと料理

 

 

ワインは食中酒などと言われることが結構あります。

どういうことか説明しますと、「ワインは食事と一緒に飲むものだ」ということです。

では、「ビールや日本酒、その他のお酒は食事と一緒に飲まないの？」

と言われるとそうではありません。

もちろんビールを飲みながら食事もしますし、

日本酒を飲みながら食事もします。

ワインだって食事をしないで、ワインだけで飲むことも多々ありますし、

シャンパンを含むスパークリングワインは食前酒、

デザートワインと呼ばれるとても甘いワインは食後酒などともいわれますので、

ワインは食事と一緒に飲むものというのは一概には言えません。

考え方は人それぞれなので、お酒は飲みたいときに、飲みたいように飲むべきです。

ただ、飲んではいけない時は絶対にダメですよ。

運転するときや、仕事をするとき、誰かに迷惑をかけてしまうとき、体を壊してるとき、などなど

 

ワイン（だけでなく、その他のお酒も）は飲みたいように飲んでいただければいいのですが、

ただ、「食事と一緒に飲むものだ」という考えも大いにありますので、

ワインと食事の合わせ方を一緒に考えていきたいと思います。

 

 

 

お魚には白ワイン、お肉には赤ワイン

 

 

お魚には白ワイン、お肉には赤ワイン

 

これはよく知られたワインとお食事の基本の合わせ方です。

しかし、レストランで働いていて、

お肉を食べられているときに白ワインを、

お魚を食べられているときに赤ワインを、

注文されることは結構あります。

「白ワインしか飲めない」ですとか、

「もっぱら赤ワインしか飲まないんだよ」ですとか、、、

それは、その方が飲みたいように飲まれているので、とても良いことです。

なので「お魚には白ワイン、お肉には赤ワイン」は絶対ではなく、

基本の考えぐらいに思っておいてください。

 

 

 

ロゼワインと料理の相性は？？？

 

ワインには他にロゼワインというピンク色のワインがあります。

では、ロゼワインはどうすればよいのでしょう？？？

白ワインと赤ワインの中間ですね。

白ワインが魚料理、赤ワインが肉料理という基本の考えをもとにすると、

ロゼワインはお魚とお肉を一緒に使った料理に合わせるのはどうでしょう。

「そんな料理あるの？？？」と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、

あります。

例えば、パエリアです！！！

魚介と鶏肉のミックスパエリアなんてありますよね。

魚介は言ってるから白？いやいや肉も入ってるし赤？と迷ったときに、

ロゼなんかを選ぶのもいいです。

BBQなんかは魚介も焼きますし、肉も焼きます。

鍋料理などに魚や肉が入ってるときもあります。

野菜はわりと白ワインが合いますので、

野菜と肉の炒め物などはロゼでいいのではないでしょうか。

 

 

 

色で考える

 

では、次に食材の色とワインを合わせていきます。

まず、お魚から考えてみましょう。

タイは白身です、サーモンはピンク色です、マグロは赤です。

これで何となくイメージできますね。

白身魚には白ワイン、サーモンなどのピンク色の魚にはロゼワインを合わせたいですね。

では、赤身魚には赤ワイン？

もちろん赤ワインでチャレンジしていただいてもいいと思います。

実は赤ワインにもいろいろ種類があります。

 

色の濃いしっかりした味わいの赤ワイン

 

から

 

鮮やかな色で軽やかな味わいの赤ワイン

 

まで。

ではマグロは赤身ですが、お魚なので、

濃い赤より軽やかな赤のほうが相性がいいかもしれません。

ロゼワインで行くなら、

色の薄いピンク色より色の濃いピンク色のロゼワインのほうが相性がいいかもしれません。

 

次にお肉で考えてみます。

 

 

鶏肉は白いですよね。

豚肉は少しピンクですよね。

牛肉や羊肉はより赤いですよね。

もうお分かりかと思います。

鶏肉には白ワインも合わせやすいです。（もちろんロゼや赤でもOK）

豚肉にはロゼワインも合わせやすいです。（もちろん白や赤でもOK）

牛肉や羊肉には赤ワインが合わせやすいです。

 

これらの方法を使えば、ワインとお料理の相性を幅広く考えていけます。

 

上記のワインとお料理の相性は絶対的なものではなく、

一つの考えとして参考にしていただければと思います。

皆様も自分なりのワインとお料理の相性を考えてみてください。

「私はこの料理をこう思ったから、このワインを合わせます」と言えれば、

それはもう立派なワインと料理の相性です。

それを誰かが「違うんじゃないの～」なんて言えません。

自分と他人の考えは必ずしも一緒ではないので、、、

 

 

今回はこの辺りで終えたいと思います。

今後も「こういうワインと料理の合わせ方がありますよ」と発信ますので、

よろしくお願いいたします。

 

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。