サービスマンはお店を掃除するプロ

 

レストランで働いていると、忙しくない時間は大抵掃除をしています。

特に新人として働き始めた頃は、トイレ掃除や床磨きは日課でした。

この話は、別に「私の過酷な修業時代を知って！！！」などという、

まったく意味のない記事ではありません。

掃除がいかに大切か、時間のある時に掃除をしようという記事です。

 

なぜレストランで働く私が料理やお酒の話ではなく掃除をテーマに記事を書くのか？？？

実は、サービスマンは接客のプロだけではないのです。掃除もプロなのです。

それはレストランが美味しい食事を提供する場だけではなく、

美味しい食事をきれいな空間で提供する場だからだといえます。

きれいな空間を提供するため、サービスマンはひたすら掃除をしています。

したがって掃除もプロでなくてはなりません。

ただプロと言っても、

テクニックをいっぱい持ってるわけではなく、

ただひたすら掃除をする、

今の言葉を使うなら「掃除の鬼」というところでしょうか。

 

きれいにするということは、レストランにいえることだけではありません。

むしろ毎日生活する家をきれいにすることが一番大事なのです。

私は毎日レストランにいる（働いている）ので、

家よりもレストランを掃除してることのほうが多いのですが、、、

 

 

 

埃はどうしてやってくる？？？

 

掃除をしてもすぐに何処からともなくやってくる埃、、、

嫌になったことはないでしょうか？

埃のたまりやすい場所を思い浮かべてみると、

テレビやパソコン、冷蔵庫、洗濯機などの後ろ、プラスチック製の収納ケースなど、

いろい想像できます。

ではなぜ埃がたまりやすいのか？

答えは静電気です。

テレビを切った後の画面に埃が付着するのを見たことありませんか？

買ったばかりのパソコン、大事にきれいに使っててもすぐにゴミが付着しませんか？

テレビ、パソコン、冷蔵庫、洗濯機などのコードには気が付けば大量の埃が、、、

（火事のもとです！気を付けて！！！）

電化製品の帯びる静電気に埃は引き寄せられているのです。

 

では、プラスチック製の衣装ケースはどうでしょうか？

実は静電気を帯びているのです。

もちろん衣装ケースだけではありません。

プラスチック製品は静電気を帯びやすいのです。

下敷きなんかがわかりやすい例です。

今の人はやったことがあるかわかりませんが、

私が子供の頃、下敷きをこすって髪を静電気で逆立てたことがあります。

昔の人は100%全員やってます（笑）

「私はそんなバカげたことやってない」という方、すみません（汗）

なので、プラスチック製品にも埃はたまりやすいのです。

 

 

原因を追究してみる

 

近年、便利な世の中になり、各家庭にたくさんの電化製品があるかと思います。

また、安く買えるプラスチック商品も多くの家庭で使用されているのではないでしょうか。

気軽に買えるお店がたくさんありますよね、○○○円均一のようなお店が、、、

決してそれらを否定しているわけではありません。

我が家にもいっぱいありますので、、、

ただ、それらが増えたことにより家に埃がたまりやすくなったのは、

一つの原因だといえます。

埃が多くてお困りの方、

静電気を帯びやすいものがないか今一度見直してみてはいかがでしょう。

 

 

 

静電気との闘い方

 

埃には髪やダニ、ダニの糞、カビ、ふけ、花粉など多くのものが集まっています。

アレルギーを持ってる方には大敵です。

花粉症を例にしてお話しします。

花粉症の方は一昔前に比べると多くなった気がします。

「大気汚染で花粉が小さくなり、、、」という話も聞きますが、

こういう考えもできます。

 

世の中が便利になり、

それと引き換えに埃がたまりやすい環境（前項で述べた様な）になった。

そして、埃の中に花粉がたくさん含まれ、

花粉症が多くなった。

 

この可能性も無視はできません。

そこで埃の除去と埃を引き寄せる静電気の防止が大切だと私は考えます。

 

埃は掃除機や拭き掃除で取り除くことができます。

では、静電気を抑えるにはどうすればよいでしょうか？

実は、これも拭き掃除なのですが、

拭く時にこれを使います。

 

 

柔軟剤を入れた水『柔軟剤スプレー』です。

柔軟剤は服を洗濯するときに使ってるものです。

成分に界面活性剤が入っているものが静電気を抑えてくれます。

水200mlに柔軟剤を5mlです。

スプレーボトルに入れよく混ぜ、

布に少し湿らし、

その布で拭き掃除をします。

注意点がいくつかあります。

 

柔軟剤の量を多くしないこと

電化製品には直接かけないよう特に注意すること（布に軽く湿らし拭く）

モノによっては色が変わってしまったりすることがあるので注意すること

飲み物と間違えないように管理すること

直接的でも、間接的でも、口に触れるようなものには使用しないこと

 

よく使われている方法なので、非常に危険というワケではないですが、

何か異常を感じたら使用しないでください。

また界面活性剤にも良くないイメージを持つ方もいるので、

そういう方々には、あまりおススメできないと思います。

 

 

 

 

 

さて、非常にアレルギー反応が多くなってきた近年、

もちろん環境問題が大いにあると思います。

ただ今すぐできる対策は、やはり家の掃除をしっかりやることではないでしょうか。

それで少しでもアレルギーがおさまれば、体調が少しでも良くなれば、

掃除を甲斐はありますし、

そうでなかったとしても、

少なくとも家をきれいにしたことで気分は必ず良くなります。

やって損はないですね。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。